今年いちばん行ってよかったところは,アイスランドでした。
オーロラ目的の旅行でしたが,日本から移住されたツアーガイドさんのおかげで
アイスランドの自然や生活,移民問題にも少し触れられた旅行でした。

国土の大部分は氷河や火山,溶岩台地などで覆われており,人が住める場所は限られています。
アイスランドの面積は約10万平方キロメートルで,日本の約3分の1,人口は約37万人です。
経済的にも環境的にも特に恵まれていないためか,他のヨーロッパ諸国に比べて移民が少なく,
私が出会ったのも,ホテルスタッフのウクライナ難民,ポーランドからの移民の方だけでした。
ツアー客が主に行くのは,首都レイキャビクを中心とした南部から西部にかけてのエリアです。

1. 快適にオーロラが見える国

アイスランドの秋は,日本の冬くらいの気温(日中4℃くらい)で,
夜の比較的早い時間帯(20-24時頃)に,オーロラが現れます。
夜の時間が長くなり始め,晴れの日も多い秋の終わりがベストシーズンです。
近年,アイスランド政府がオーロラ観光を売りにしているため,
オーロラの見える郊外に新しい小さなホテルがたくさん建てられています。

オーロラ予報サイト
オーロラ予報サイトでオーロラの出る場所と強さを確認,
この時アイスランドは外れていますが夜になってリングが被りました

2. 北欧神話の島

北欧神話では大地の裂け目で,火山と氷河がぶつかり合うことで巨人が生まれますが,
その光景は空想ではなく,見たままの風景が神話になっていることが感じられます。
火山活動が活発なため,地熱を利用した温泉が各地に点在しています。

温泉
浸からず見るだけの温泉地,日本の温泉観光街のようです
温泉
ハート型に地面が残った氷河,温暖化によりだいぶ後退したとのこと
また,多くの家庭が地熱で暖房されており,暖房費は無料です。
また,豊富な地下水を利用しており,水道代も無料です。
電気は地熱と水力でほぼ賄われており,安価だとのこと。
その代わり,ガソリン代は高額です。

火山が多いため,至るところに黒い溶岩台地が広がっています。
海岸の砂が黒いブラックサンドビーチも有名です。

温泉
黒い山肌は最近まで噴火していた火山のものです
温泉
黒い砂利のビーチ,風が強くポケットに黒い砂利が入ってきます
火山岩が急速に冷えてできた黒い岩肌がそこかしこに見られます

天候は厳しく,緑はあまりありません。元は木々に覆われていた場所もありましたが,
中世以降の入植,牧羊によって,国土を覆っていた緑は,現在わずかにしか残っていません。

3. 世界最古の民主制議会

アイスランドは,930年に世界最古の民主制議会アルシングが開催されました。
当時の法律を記録した「グリムスブリンク法典」は,現存する最古の法典です。
国土が広く人口が少ないため,議会は年に一度,集まって話し合う形式をとりました。
その伝統は現在も続いており,毎年6月にシンクヴェトリル国立公園で開催されます。

シンクヴェトリル国立公園

4. 日本人好みの食事

味付けは全体的にあっさりしており,素材を生かしたうまみのよく出た料理が多いです。
特に,ラム肉は臭みが少なく柔らかいのが特徴で,肉全般が苦手な私でも美味しくいただけました。
夏の間,山の自然の中に放牧されているため,野草を食べているからと伺いました。
ツアー中,バスの車窓からも,山に羊が点々といるのが見えました。
シーフードも新鮮で美味しく,タラ,サーモンは脂が適度にのっていて,たいへん美味でした。

白身魚のソテー
地熱を利用したビニールハウスで,多様な野菜を,農薬を使用せずに栽培しているため,
寒い国の割に,さまざまな野菜を新鮮な状態で食べられます。
また,アイスランドの水は水道水でも非常に美味しく,ミネラルウォーターを買う必要がありません。
レストランで飲み物の注文が不要なのも,旅行中には嬉しいポイントです。

5. おみやげ

寒い国だけあって防寒着が充実しています。
羊毛製品は防寒性が高く,デザインもおしゃれで人気がありますが,
手編みの一点ものは非常に高額(10万円以上!)です。
ここでも円安を痛感しました...

手編みのグリーンセーター
【自分が買ったもの】
量産品のセーターやマフラーは,品質が良く,1万円前後で購入しました。
ショッピングモールでeccoのパンプス(サイズ41)を購入しました。
価格は約2万円で,日本で買うより安かったです。